高分子材料によるパフォーマンス向上
今回は土木とあまり関係ないですが、材料の話です。
○高分子材料の特徴
⑴高分子材料の特徴的な性質を挙げると、高弾性、高弾性率、高強度が、最も活用される優位な特性となる。
⑵軽量で適した形状に成形できる加工性
○陸上競技
【陸上トラック💨】
トラックのポリウレタン舗装材は以下のように進化している
①タータンの表面仕上げ
↓
②エンボス加工仕上げ
↓
③高速タータン
高弾性のウレタンゴムは走行時のエネルギーロスを小さく、瞬時に弾性回復できることから、足への負担を和らげる。
【シューズ👟】
1990年台にスパイクは短く、ソールは薄く、軽量化が進められる
⑴スパイクピンを樹脂に
⑵アッパー素材は強度、弾性率に優れた超高分子量のポリエチレン
最近の厚底シューズは軽量でありながら弾性率が低く、回復率が最大となった。
【棒高跳び】
ポールの材質、長さ、太さの規制はなく、以下のように進化してきた。
①竹
↓
②アルミ、ジェラルミン
↓
③FRP
↓
④ガラス繊維の芯にFRPと炭素繊維による複層した中空構造となっている
○球技
【テニス🎾】
ラケットの材質は木、金属を経てFRPとなり、近年はACMに定着。
ラケットの面積は約2倍になってスピードアップした代わりにボールの打球速度か抑えられる。
【バレーボール】
ボールの内外膜について。複雑すぎて分かりません。
○感想
今回の話はスポーツにおけるパフォーマンス向上。なので材料が変わることで記録が上がるのは、少しためらわれるためか、結局、飛ばないボールなどでバランスがとられる。
けど、こうした技術開発が建設業界に取り入れられて、新たな作業着や、新素材の建設材料に発展していくことになりそうかな
(月刊 技術士7月号より)