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エコカーの復習

エコカーのおさらい

 

日本の完全電動車化は目標を2035年としていますが、電動車の種類は色々あります。

エコカー補助金の対象は、PHV、EV、FCV、CDV で HVは対象外となります。

 

■CDV(クリーンディーゼル

コモンレールという新たな燃料噴射システムを採用することで、排ガスによる大気汚染の問題をクリアしている。

 

■HV(ハイブリッド)

低速時には電池で動いて高速時にはエンジンで動くもの。充電状態に応じて最適になるようにプログラムされている。代表はプリウス

 

■マイルドハイブリッド

発電機の機能を高めてモーターとして発進・加速時に使用可能としたもの。減速時に充電され燃費は2割ほど改善される。

 

■PHV(プラグインハイブリッド)

大容量のLiイオン電池を搭載しており、基本的にはEVとなる。プリウスのフル充電で68kmの走行が可能。遠出の時に電池の電圧が下がるとエンジンも動いてHVと同様の仕組みとなる。

 

■EV

Liイオン電池を搭載した電気自動車。2010年の日産リーフの走行可能距離は200kmであったが、現在は400km可能となっている。

 

■FCV(燃料電池車)

水素を使った燃料電池で動くが、直接モーターを回すのではなく、水素電池の充電用となる。水素と酸素が反応して水と電力が得られることからクリーンなエネルギーとなる。

 

■水素エンジン自動車

水素ボンベを搭載して、排ガスは水のみとなる。使用部品がエンジン車とほぼ同様なので、部品メーカーは生き残れることになる。

 

■感想

すでに2035年に向けて、技術的には完全電動車化はできる状況で、あとはどのように普及されていくか、また、妥当な価格となるかが課題かと思う。ほかにも、部品を製作していたメーカーが時代にあわせて方針転換していくことが可能かが大きな課題で、大きな反発がでることを想定して、緩やかに完全電動車化に向かうように感じる。

 

『きんき 182号より』