紫外線から身を守る
≪紫外線とは≫
紫外線は可視光線の紫よりも短い波長の光線をいう。
〇UVC(200~280nm)
・・・オゾン層で吸収される
〇UVB(280~320nm)
・・・皮膚に水膨れ、肌荒れを起こすが真皮までは届かない
〇UVA(320~400nm)
・・・皮膚を黒くし免疫細胞にダメージを与える。真皮まで到達するのでシワを生じさせ、光老化の原因となる。
≪日焼け止め≫
①UVBを防ぐSPFの値
・・・塗布しない状態と比較して炎症をどれくらいの時間防止できるかをの数値。51以上をSPF50+と表示
②UVAを防ぐPAの値
・・・効果の程度をPA+~PA++++の4分類で+が多いほうが効果がある。
≪紫外線を防ぐメカニズム≫
紫外線をまもるのは『紫外線吸収剤』『紫外線散乱剤』の2つ。
①紫外線吸収剤
透明で白くならない。量が多いとベタつき、まれにアレルギーを引き起こす。
②紫外線散乱剤
紫外線を散乱するほか、吸収もする。
≪最近の動き≫
・ハワイでは2021年から吸収剤のオキシベンソンとオクチノキサートがサンゴ礁に負荷を掛けるとして、これらを配合した日焼け止めが禁止となっている。
月刊技術士5月号より