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コンクリート画像から剥離漏水を自動で検出

コンクリートの画像から剥離鉄筋露出や漏水遊離石灰をAIで自動検出する技術が開発された。

 

もともとは医療画像データから血管を検出するシステムをひび割れに適用したとのこと。

 

撮影した写真をサーバーにアップロードして、AIが解析。剥離、鉄筋、漏水、遊離石灰の箇所を浮かび上がらせる。

また、補修工法の選定で必要な面積を算出。DXFでも出力できる。

 

これによって作業効率が最大で50%以上削減できる。

 

20年6月に国土交通省の『点検支援技術性能カタログ』に掲載され、近接目視点検と同等の診断効果があると判断された。

 

【感想】

この技術は富士フイルムが開発したとのことで、最近は土木会社ではないベンチャーなども参入して来ている。本格的に現場に導入されるのは10年後くらいかと思いきや、これだけの作業効率が有ればすぐに定着しそうな技術。

将来は更なる技術が開発されていき、国や自治体は導入に向けた指針等を策定していく流れになると感じました。

 

(日経コンストラクションより)