コロナ禍におけるオープンスペースの重要性
緊急事態宣言が発せられた3〜4月、尼崎の森中央緑地は来園者数が前年比べて著しく増加した。
平日なのに来園者が増加して、前年同月比で3月は117%、4月は178%と、日常利用だけで計画来園者数を突破した。
しかも、感染症対策として、遊具を使用禁止したのに関わらず、クレームもなかったとのこと。
芝生広場に利用者が自由に様々な遊びを楽しんだ。
なわとび、鬼ごっこ、キャッチボール、サッカー、自転車の練習、ウォーキング、犬の散歩など、各々が時間と空間をシェアしていた。
【感想】
コロナの緊急事態宣言が出された5月、遊びに行く場所がなく、公園に人が溢れていた。行く場所が制限されて行けるのが公園くらいなので、結局は公園が密な空間と言われる。実際に公園に人が多くて役所には苦情がきていた。
これからは密閉された空間でのイベントは避けられてしまうことから、レクリエーションや防災、運動に加えて、コロナ時代の貴重なにぎわい空間として、更なる整備が求められそう。
(きんき 175号)