草津川跡地に行ってみた
有休を利用して、草津川跡地を一人で見学しました。
草津駅から徒歩で5分くらいで『de愛ひろば』と呼ばれる場所へ到着。
ネーミングがすごいと思いながら、階段を上がると、平板ブロックの広場に圧倒される。
平板のデザインもなかなか攻めている感じがするけど、自分的にはもっとシンプルなのが好きかな。
さらに階段を上がると、上からの景色が見れる。
サンデーズベイクやカフェなどが3店舗あったけど、平日は暇そう。緑が適所に植えられていて、公園側の景色は綺麗!
園路は自然色舗装で散歩したくなっていい感じ。
ほかにも、自転車と歩行者を分けていたり
手すりがオシャレであったり
遊具がないけど、ベンチが多くあり、花も手入れされていて、休息の場所としては、優れていると思う。
やっぱりネーミングが少し。。。
日本のエネルギー問題
◾️はじめに
2011.3.11の東日本大震災から10年。原発は稼働停止となった。しかし2020.10.26菅首相は2050年の脱炭素化に向けた「グリーン成長戦略」を発表した。
◾️原発事故の教訓
事故の直接的な原因は想定外の津波とされているが、地震による損傷がないとも言い切れず、現在も検証されている。
福島原発の10基は廃炉が決定している。しかし、使用済み核燃料の取り出し完了は2031年以内で、廃炉完了は2041〜2051年である。
溶け落ちた核燃料を冷やす水は、放射性物質で汚染されているので、敷地内のタンクに保管しているが、140トン/日が排出されており、2022年には満杯となるため、海洋放出か大気放出が検討されている。
◾️エネルギー計画
原発事故で全国の原発54基が運転を停止した。現在は9基が稼働している。原発の再稼働は国の方針である。
現状 目標値
原発 6.0% 22〜20%
再生可能EG 23.1% 22〜24%
石炭 31.6% 26%
LNG 31.6% 27%
石炭火力はLNGの2倍のCO2を排出し、世界の排出量の3割を占めている。
◾️核のゴミ問題
・再処理施設
もんじゅ、ふげんなど、全79施設が廃止となり、完了は70年先の見通し。
・最終処分場
○感想
原発反対とよく聞くが、CO2の削減とどちらも両立できる状況ではない。原発に代わって石炭が使用されている現状を見ると、原発再稼働も仕方ないと思う。経済的にも同様と思う。
原発が安全なものではなく、危険なものと理解したうえで、これからも稼働していく方向が望ましいが、核ゴミの処理をどうするか、私が小学生(30年くらい前)にも同じことが言われていた気がする。そこを解決してほしい
(きんき178号より)
地すべり対策工の維持管理について
【概要】
地すべりとは、土地の一部が地下水によって滑る又は移動する現象を言います。
概念としては、特定の深さで上部の移動体と下部の移動体に区分され、その境界に母岩から形成されたすべり面粘土が形成され、その粘土が滑り材として、地滑りが移動する。
【対策工】
抑制工…排土工、押え盛土工、地下水排除工
抑止工…杭工、アンカー工
【維持管理】
排土工、押え盛土工は土工事のためメンテナンスフリー。それ以外は鋼材やコンクリートを用いているので、施設は劣化する。
①アンカー工の長寿命化
・アンカー工は地滑りする移動体の地表部に反力板を設置し、不動体の地盤に固定したアンカー体部から引っ張ることで地滑りを停止させる。
・アンカーの長寿命化を図るには二重防錆のアンカーであっても、定期的に防錆油の注入や、防水材の再設置を適宜行う必要がある。
・ステンレス鋼を用いた耐防食性に優れたアンカーが開発されている。
②集水井工
・コンクリート枠などを滑り面の深さまで建て込んでいる施設で、集水孔が設けてあり、直接、地下水を排除する。
・老朽化した集水井はタラップが腐食し立ち入れないほか、有毒ガスが溜まるなど、点検だけでもリスクが高い。
・今はカメラで内壁の状況を確認できる技術が開発されている。
【感想】
地滑り対策と聞くと災害復旧のイメージがあり、復旧後の維持管理が考えられているものはないように思う。ただ、地滑り対策もセメントや鋼材を用いているので恒久的なものではないことから、橋梁と同じように、計画的な点検が問われる時代がくると予想される。
超高強度鋼板の遅れ破壊
【背景】
自動者の車体に適用される超高強度鋼板は、高いプレス成形性が要求されるが、開発途中に明らかになった遅れ破壊特性が大きな課題となった。
【超高強度鋼板とは】
アメリカでドア補強材に使用された、引張強さが1000MPa以上の鋼板を超高強度鋼板と呼ばれるようになった。
日本ではバンパー補強材、ドア補強部材に使用したいとの要望から、開発がすすめられた。
【成形性の改善】
型を作製してプレス実験をしたところ、曲げ部での割れが多く発生した。
割れた部分の断面を観察すると、鋳造段階での成分偏析に起因する硬質な組織と軟質な組織の境界で割れていることが分かった。この組織の差を改善するべく、組織の均一化が進められた。
また研究では、全伸びと最小曲げ半径は相関がなく、均一性指数と曲げ性は相関があることが分かった。
最終的に1180MPa超高強度鋼板の組織として、ベイナイト単相の均一な組織を選択し、製造プロセスを完成させることができた。
【遅れ破壊】
自動車メーカーで鋼板を適用する検討を始め、プレス成形、溶接までは順調に進んでいた。
しかし耐食性試験の途中でサンプルが割れてしまう。
過去にオーステナイト系ステンレス鋼で遅れ破壊の1種である置き割れという現象があり、それは加工誘起変態によりマルテンサイトに変態した相が影響しているとの報告であった。
研究により残留オーステナイト、加工ひずみ、残留応力の影響を調べ始めたところ、安全な限界の残留オーステナイト量を5%以下と整理することができた。
【私の感想】
専門外なので、想像の話となりますが、金属に遅れ破壊があるのは、成形することで、部材内部に応力が残っており、組織が時間や外部要因により変異していくことで、その応力に耐えられなくなる現象とイメージしました。
コンクリートは製造後の成形を行うことがないが、繰返し荷重によりよって疲労破壊が生じるように、過去のストレスは蓄積されるのと同じようなイメージとも取れました。
コンクリートに加工性を持たせることはできないが、製造段階でどんな形にでも作れることは、コンクリートの優位性のように感じました。
(月刊技術士 1月号より)
コロナ禍におけるオープンスペースの重要性
緊急事態宣言が発せられた3〜4月、尼崎の森中央緑地は来園者数が前年比べて著しく増加した。
平日なのに来園者が増加して、前年同月比で3月は117%、4月は178%と、日常利用だけで計画来園者数を突破した。
しかも、感染症対策として、遊具を使用禁止したのに関わらず、クレームもなかったとのこと。
芝生広場に利用者が自由に様々な遊びを楽しんだ。
なわとび、鬼ごっこ、キャッチボール、サッカー、自転車の練習、ウォーキング、犬の散歩など、各々が時間と空間をシェアしていた。
【感想】
コロナの緊急事態宣言が出された5月、遊びに行く場所がなく、公園に人が溢れていた。行く場所が制限されて行けるのが公園くらいなので、結局は公園が密な空間と言われる。実際に公園に人が多くて役所には苦情がきていた。
これからは密閉された空間でのイベントは避けられてしまうことから、レクリエーションや防災、運動に加えて、コロナ時代の貴重なにぎわい空間として、更なる整備が求められそう。
(きんき 175号)